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効き目が長く副作用が穏やかなクラリチン

2020年07月31日

第二抗ヒスタミン薬の中で最も副作用が少ないのがクラリチンです。クラリチンはロラタジンが主成分の薬で、ドライシロップも販売されています。市販薬では同じロラタジンが主成分のチュアブル錠もあり、自分が服用しやすいものを選択できるようにもなっています。

クラリチンもまた、アレルギー性鼻炎や湿疹、蕁麻疹の治療薬として用いられており、ゆっくり長く効くのが特徴の治療薬です。副作用に眠気や倦怠感、口の渇きがありますが、副作用が起こることは本当にまれで、使用禁忌薬もありません。ですが、抗ヒスタミン薬には変わりはないため、アナフィラキシーショックを起こす可能性もありますし、妊娠中や授乳中の女性は使用を控えなくてはなりません。使用禁忌薬はないのですが、抗生物質であるエリスロシンや胃薬に含まれることの多いシメチジンと一緒に服用してしまうと血中濃度が上がり、いつもは感じない副作用を感じてしまうこともあります。

クラリチンは1回1錠を1日1回服用します。服用すると2時間後から効き目が現れ始め、14時間持続します。効き目が現れるのに2時間ほどかかるので、ひどくなるかもしれないとあらかじめ予測をし、症状を抑えたい時間帯に合わせて服用すると効果が現れてきます。クラリチンの場合、服用する時間帯は特に決められておらず、自分の服用しやすい時間に使用することができる薬です。毎日同じ時間帯に服用するのが一番よく、空腹時でも服用することができるのですが、より効果を実感するには空腹時をさけて服用するようにします。

クラリチンの場合、すでに起きてしまっているアレルギーの症状を完全に抑えることはできません。ですが、予防薬としての機能は大変高く、発症する前に服用を開始すると、花粉症の発症を少しでも遅らせることができます。症状自体があまり重くない場合は、花粉が飛ぶ前から服用を開始すると、その年の花粉症の症状も抑えることができるので、早めに服用を開始するようにしましょう。薬価に関しては錠剤よりもドライシロップの方が高めです。ロラタジンは後発薬も出ているので、薬価が気になる場合は薬局にて後発薬を指定しても良いです。

クラリチンは判断力や集中力が低下しないということが臨床試験でも実証されています。そのため日常的に車を運転する人、車の運転を職業としている人でも服用することができる薬でもあります。抗ヒスタミン薬の中にはこういった薬は少なくほとんどないので、車を頻繁に運転する場合にクラリチンは向いています。

花粉症になると鼻水やくしゃみといった症状が出てくるため、生活のパフォーマンスが下がったり作業能率が低下したりします。そして抗ヒスタミン薬の作用によって眠気が生じることもあり、さらに思うように仕事が進まないといったことが起きてきます。クラリチンの場合、眠くなることもなく効き目も14時間と長いので、仕事や生活に支障がでることはありません。